看護師の転職先で眼科が人気の理由

パソコンやスマホが普及する中で、画面を長時間見続けた人が目の不調を訴えて、眼科を訪れることが多くなっていますが、そんな眼科は看護師の勤務先として人気があります。その理由は、一般の病院と比較すると心身への負担が少なく、時間的な拘束もあまりないことが挙げられます。眼科の場合、入院施設のないクリニックが多いため、夜勤がほとんどありません。また、予約制で診療を行っているケースが多く、患者の容態が急変することもほぼないので、残業も滅多にないようです。しかも、患者が命に関わるような重い症状を訴えることもないため、精神的な負担も軽く、ブランクのある看護師や子育て中の看護師も安心して働くことができる点もメリットだといえるでしょう。

ただし、その一方で注意すべき点もあります。勤務するクリニックに視能訓練士がいる場合は、看護師の業務内容は検査以外の診察補助になります。しかし、視能訓練士がいない場合は、看護師が診察補助に加えて検査業務を担当しなければなりません。検査業務には視力検査や眼圧検査、眼底写真の撮影などがあり、様々な検査機器を使用することになります。そのため、検査機器の操作方法を正しく理解した上で使いこなしていくことが求められます。

また、業務の性質上パソコンを操作することも増えるかもしれません。ですから、眼科での勤務は看護師にとってメリットが多いものの、検査機器やパソコン操作が不慣れなようでは務まらない仕事だといえます。